栃木県民藝協会×濱田庄司記念益子参考館企画 益子参考館を観よう 企画展示「濱田庄司の健やかな生活」展

濱田庄司記念益子参考館は濱田庄司の眼で選ばれた2千点余りの収蔵品をテーマに沿って展示しています。現在開催中の企画展を中心に、栃木県民藝協会メンバーの案内でゆっくりと鑑賞します。広い館内をぐるりと廻り、お時間が許すかぎり意見交換なども行いたいと思います。「民藝」をよく知らないという方も、もっと知りたいという方もどなたでも参加できます。お気軽にお越しください。

日時:2023年1月8日(日) 13:30~15:00

参加費:無料(入館料別途1,000円、民藝協会員は入館料無料)

定員:20名 ※事前予約優先、先着順にて募集を締め切らせて戴きます

集合場所:濱田庄司記念益子参考館(321-4217 栃木県芳賀郡益子町益子3388)受付前(開始15分前より受付を開始いたします)

予約お問合せは濱田庄司記念益子参考館まで

* 0285-72-5300(休館日以外9:30~16:30、月曜休館、年末年始休館12月28日~1月4日)

* メールアドレス info.sankokan(a)gmail.com ※(a)を@に変換してください

「生活と工藝とは分かつことが出来め。一體(いったい)となってこそ完(まった)き生活がある。」

雑誌・工数で柳宗悦が記した一文です。宗悦、河井寛次郎らと「民藝」という造語によってエ芸にたいする新しいものの見方を提唱した濱田庄司の益子での生活は、柳が語るような、生活とものづくりとが一体となることを目指した、民藝運動そのものであったと言っても過言ではありません。都会で育った濱田は、益子という「田舎」を選び、その土地の文化に添うように暮らしながら、純粋で健やかな生活を営みました。この場所でそこから生まれる美を追い求め、人生をかけて生活の中で表現していたのです。

当館は現在、美術館となり、生活の風景を感じにくい現状ではありますが、今回の展示は、当時の写真資料を元に、濱田の生活の断片を当時使われていた品に濱田の残した言葉を添えて展示し、濱田が体現していた健やかな生活の空気を多少なりともお伝えしたいとの意図で企画いたしました。

主催:栃木県民藝協会、 濱田庄司記念益子参考館