風景社による当館への支援イベント「益子参考館風景遠足 」が開催されます。お申し込みは9月25日より受付ます。
内容は以下のとおりです。ご参加お待ちしております。
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「益子参考館風景遠足」
濱田庄司が遺した私設美術館である濱田庄司記念益子参考館の敷地内を、案内人とともに「手仕事の場の工学」を読み解きながら歩く「益子参考館 風景遠足」を催します。
この企画は、濱田庄司記念益子参考館の建物補修のためのチャリティ行事としてLLP風景社が主催します。
日時: 2021年10月29日(金) 午前の回 11:00-12:00/午後の回 14:00-15:00
定員: 各回10名
参加費: 1000円 別途、入館料800円または年間パスポート2,000円が必要
お問合せ・お申込み: お電話またはメールにて益子参考館へ
電話|0285-72-5300 (9:30~16:30 月曜休館)
メール|info.sankokan*gmail.com (*を@に)
メール予約の際は以下を記載ください。
・参加する方のお名前 ・当日連絡の付くお電話番号
集合場所: 益子参考館入口
・午前の部、午後の部ともに先着順にて定員各10名になり次第締切ります。
・参加費は当日、参考館受付にてお支払いください。
・新型コロナウィルスの感染状況によっては中止や延期となる可能性もございます。
企画趣意:
「風景遠足」は、土祭2015「益子の風土・風景を読み解くプロジェクト」の一環としてはじめた、地理学・景観生態学研究者、ランドスケープデザイナーである案内人が、風景がなぜ今そう見えるかについて理由や解釈をお話ししながら、各回の主題に沿った場所を案内する企画です。今回は、それを益子参考館で行います。
主題とした「手仕事の場の工学」は、濱田晋作氏が父・濱田庄司について語った、東京高等工業学校入学以来「自然が教えてくれたということではなくて、釉薬をつくったり、粘土の使用方法を考えたり、自分たちで研究していた」との言葉 (「土祭2015基礎資料 04 道祖土地区」41-43頁) を手がかりにしています。
参考館周辺や館内の土地の大らかなつくりの理由と価値、自生した植物と人の手で持ち込まれた植物がつくる「植物社会」のこと、茅葺き屋根に降った雨水の流れ方、登り窯に適した立地や防火に役立つ常緑広葉樹 の垣根、一帯の地質・地形や建物に用いられる凝灰岩のでき方や特徴、地域の自然物を燃料や釉薬に用いることの環境負荷の少なさや循環的意義などについて、自然も豊かな参考館の敷地内を一緒に歩きながら、お話ししたいと思います。 (案内人: 廣瀬俊介)